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スリランカ一人旅『シーギリヤロック&帰国』 pt13

ヘリタンス・カンダラマはスリランカの文化三角地帯といわれているスリランカのほぼ中央に位置する古代遺跡が集中するエリアにあります。僕はここから一番近い天空の城と呼ばれる世界遺産『シーギリヤロック』に行くことにしました。ホテルからシギリヤロックまではそこそこ1時間くらい?車でかかります。ヘリタンス・カンダラマはほんとにまわりに何もないのでウーバーもpickmeも道がでてこないので呼べません。フロントでタクシーを頼むことにしました。往復で7000ルピーくらいです。う〜んお高い!でも他に方法もないのでまぁOK!向こうまでいけばいくらいでも捕まるので片道でお願いしてシーギリヤロックからは別のタクシーで帰ってくるのもありですね。人数がたくさんだとお得です。僕は一人でしたがバンだったのでなんだか贅沢でした。助手席に乗り込み運転手さんと他愛のないお話で移動です。(助手席にのると会話がもりあがって楽しいです。)

さてさてシギリヤロックとは?




東洋のマチュピチ。ラピュタのようだ!と言われているように都市の中心にそびえるお城は高い高い標高にそびえる天空の城です。(謎のでかい岩の上に住まいを作っていたもよう)なぜにこんな高い場所にお城、住居を構えたかというとこれがまた悲しい物語で実に興味深いのです。

昔この地に王様がおりまして二人の息子がおりました。
平民出身の母親を持つカッサパ王王族出身の母を持つ弟モッガラーナ

兄のカッサパは血統の劣る自分が、身分の高い弟から王位を奪還されることを恐れ父王ダッセナを監禁し、異母弟モッラガーナを追放したのです。父と弟をです!カッパサは父王に財宝の明渡しを迫りましたが(なんでだよ悪いこだな)、父王はカッパサを自分がその治世の中で情熱を賭けて築いた巨大な貯水池へ連れて行き、これが私の財産の全てだと言いました。シーギリヤロックは内陸に位置するので当時、水はたいへん貴重だったと思われます。だがしかし!からかわれたと思ったカーシャパはこの答えに激怒し、王を生き埋めにして殺害してしまいました。(だめだこりゃ)

それからカッパサ王は気が狂ってしまったのか、神がかりになったようにこの切り立った岩の上に宮殿をつくりはじめたのだそうです。高いところに城をもてば弟から攻撃されことになろうとも容易には侵略できないだろう。という恐れからです。実際目の前シギリアロックを見上げると本当にでかくかつ高く、これがすべて恐れが形になったものなのかと思うと人間の業の深さを感じずにはいられません。まじで無限大。インフィニティ!

そしてついに恐れていた弟が復讐にきたのはカッサパが即位してからわずか11年。捕虜になることを嫌ったカッサパは自らの喉を掻き切りました。そのとき悲しかったのか、悔しかったのか実際はわかりませんが、もしかしたら安心したんではないかなと僕は思います。人を信じられないということの悲しさ。他人を信じられないということは、結局自分を信じられないということかもしれません。レッツなむ。

シーギリヤロックはエントランスで入場料を払いまずは敷地にはいります。入場料は外国人観光客$30。メインのシギリアロックにいくまでに貯水池などの敷地を通りすすみます。とてもきれいですのでゆっくり歩いて満喫しました。通りにはガイドするよ〜の客引きがたくさんいます。僕はなんとなく今回はいいかな?とずっとスルーしていました。ですがシギリアロック本体のエントランスあたりで客引き合戦もヒートアップしついになんとなく捕まりました。

以下英語(かっこは心の声)
ガイド『わたしは国がみとめたガイドだからいいぞ 5000ルピーでどうだ』なんたら
おれ『あ〜〜ノーサンキュ〜 俺英語しゃべれないし』
ガイド『いま、しゃべってんじゃん』
おれ『たしかにw』

このナイスツッコミに座布団一枚でたのもうかなと値段交渉

おれ『おっけ でもあんま英語わからないから安くしてよ』
ガイ『いましゃべってんじゃん』
おれ(またそれかよ!!座布団かえせ!)
おれ『わかった 2500にしてよ!』
ガイド『おれ公認ガイドだし〜半分とかかんべん〜』
おれ(すでにあやしいけどな)
ガイド『3000でどうだ』

まぁ英語はあんまよくわからないのででガイドも不安だったのですがなんとなくけっこう分かりました。シギリアロックの歴史もさらにわかってガイドたのんでよかったです。&いいやつでした。でもたぶんぼられてる。でもたのしかった。

チケット売り場



日中は日差しも強いし、混雑するということで早朝8時から乗り込みました。

 
敷地内の遺跡(城下町部分)



敷地内はすべて昔の城下町です。貯水池などの跡地がみえます。掃除のひとや観光客でにぎわっております。遠くにみえるのがライオンズロック!

 
ライオンズロック入り口

 

城下町から城跡への入り口。入り口は2つあるといってました。岩で挟まれて狭くなっているのは敵が侵略されたとき一気に攻め込まれないようにしたためとのことです。

 
岩肌に設置された階段

 

ぱっとみ怖くなさそうにみえるかもですが、すでにけっこう怖いです。頂上までは2,000段の階段。手すりもけっこう危うい感じだし風もすごいし修学旅行?の子たちで泣いてる子がいました。わかる。この先に有名なシーギリヤレディ達のフラスコ画ミラーウォールがあります。ここを登る螺旋階段はまじで怖いです。帰ろうかと思うくらいです。

 
ついに到着ライオンの足!

 

見てわかるように住居だったとおもわれる王の場所の入り口はライオンの足になってます。ここまでくるのにけっこう登ってくるのですけど、カッパサ王どんだけびびりだったんだよ!ってくらいかなり上のほうです。というかここから登る階段がまた風もびゅーびゅーで最高にこわい。&ここでアーユルベーダからご縁のある謎のカップルを遠目に発見。あ、またいらっしゃる。。どんなシンクロニシティ。前日にもヘリタンス・カンダラマのレストランでお見かけしたので話しかけたのですかあまり盛り上がらず(笑)これはそっとしておく感じがベストですね!と生暖かく見守りました。

 
頂上!

 

頂上からの眺めはすばらしかったです。でもこんな場所によく住んでられたな!!と思いました。標高が高いだけで生きた心地ゼロです。数時間の観光なので楽しかったですが住むのは大変だ。少しみえる水の場所はなんとプールだったようです。このあたりはいわゆる今のクラブみたいなかんじでみんなが宴を楽しみ場所だったそうです。こんだけ標高の高い場所に水を蓄えるのはかなり難しかったでしょうに。

約二週間のスリランカ旅行も無事おしまい!アーユルベーダ良かったし、ヨガの楽しさわかったしよい旅行だった。次回来るときはビーチやいけなかったバワ建築めぐりをしたいな。

おわり

 

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