猫とアーユルベーダの一週間ですが(猫とアーユルベーダ?)毎日夕方からイブニングヨガがプログラムされています。画像の左上の屋根のある場所がヨガスペース。その奥がDrのいる診療ルーム。僕が参加したときの先生はたぶん30代くらいの男性でヨガマスターとみんな呼んでいました。初日の自己紹介でそう言ってたのかな?いわゆるヨガヨガした格好ではなかったのでなんだか個人的には好感をもちました。ショートパンツはプーマ。すらっとしていてとっても穏やかで優しい印象です。
ヨガはいろいろな種類があるのですが(流派のような感じみたいです)ヨガ姉さん(from大阪)が『先生は何ヨガですか?』と質問したところヨガマスターは特にこれといってジャンル分けはしていなくて自己流だと言っていました。僕はそれをきいたとき少しヨガマスターのこだわりというか意思を感じました。
何かを言葉でわけると分かりやすくはなるのだけど本質と離れるような気がします。「言葉と本当」の隔てるものはいつも気になっているのでまたこんど書きますが、かいつまんでざっくりいうと言葉で説明できないものが本当で みんなで理解できるようにするものが言葉(ちょっとずれてしまう)という感じかな?と僕は思っています。たとえばこの時だと、もしヨガマスターが自分はハタヨガです。といったらその時のレッスンが言葉でイメージされてしまいその時の経験に色がつくと思います。ですので『自己流』というのは今のレッスンのありのままを体験してほしいということかなと思いました。
言葉は人が理解できるというルールの最大公約数です。でも実際は突き詰めるとおのおのに携わっている感覚とか感情とかは言葉で表現できないものという感じです。それを表現して皆の感動を呼び起こすのがいわゆる『詩』や『音楽』『絵画』などなどアートと呼ばれるものだと思っています。それは生きていく上でとても大事です。『詩』は言葉じゃん?ですが表現したいことは感覚とか感情とか風景とかです。言葉にひきずられないで感覚を大事に意識してみると良い感じに生活できると思います。頭と体がつながる感じと僕は思っています。
お話がそれました。ヨガマスターによるイブニングヨガで夕方16:30から正味60分。簡単な反復する動きから一連の流れのある動きで体をシャッキとさせ最後のほうはより気持ちにフォーカスした感じ。一連の流れのある動きはお約束の太陽礼拝+立ち上がってからキックする動きみたいのがは入ってました。キックけっこう楽しいです。日本でうけたヨガではいまんとここれはないからやっぱりヨガマスターオリジナル?
「ポーズができるできないは関係ない。自分ができる範囲でやればよいですよ。
ヨガの大切なことはちゃんとしたポーズができるできないではありません。」
といつも最初に言っていました。日本でもヨガを続けていますが自分がいいなと思う先生を見分ける項目にいつもこれを最初に入れています。というか同じ内容のお話を最初にしてくれる先生を選んでいます。なんとなく自分にはそういう感じが合います。ここらへんは人それぞれだと思います。皆さんお気に入りの先生をみつけましょう!
僕がスリランカ&アーユルベーダというかヨガマスターからうけたヨガで一番、おお!ヨガやっぱすげーぜ!! と思ったポーズ? というか『謎のやつ』だったんですけど隣の人とお互い向き合って黒目をずっと見つめ合うというものでした。
まず座をくんで隣の人(ほぼ初対面)と向き合います。距離にしてお互いの膝がくっつくくらい。
お互いに目を見つめ合って特に黒目をずっとみます。
笑ってはいけません。
可能なかぎり続けます。
最初これを言われたときに なにいってんだよヨガマスター!そんなのマスターにしかできねーよ!こちらシャイなジャパニーズだぞ!と思いましたが、その時ちょうどいろいろ考えていてなかなか答えがみつからなかった事と、この謎のヨガ修行がリンクしたのです。「あ〜〜〜そういうことか」となんだか腑に落ちて、よし、やるぞ!と気合が入りました。大事なのはそのときの自分の意識(心?)の位置じゃないのかな?と思ったのです。
自分から世界をみる
(世界というと少しおおげさに感じるなら、この場合だと向き合っている相手)
と
世界からみられる自分
(他人の目線からの自分、この場合だと相手から見られているという自分)
黒目ヨガ(黒目ヨガ?)は『見られている自分から』『見る自分』に意識をかえる練習なのだなと思ったのです。
人間は社会的な動物だと思うので社会(世界)の中での自分が常にいると思います。
この黒目ヨガのときに『見られている自分』でやると恥ずかしくなって笑ってしまいます。
自分から相手をみる!と強く意識して自ら『見る自分』で主軸を自分にもってくると難なく続けられます。
『見る自分』になると何がかわるの?という話になると思いますがこれは自分で経験してみるのが一番いいと思います。みなさん実験してみてください。僕が感じるのはパワーがみなぎるという感じです。反対に『見られている自分』を意識するとパワーダウンを感じます。『見る自分』と『見られている自分』の具体的な例はもしこの話が気になる人がいたら「こういう時の自分かな?」「ああいうときはどうかな?」と考えてみてください。みなさんそれぞれの答えがあると思います。
ヨガってなんとなく「体を柔らかく」なったり「軽い運動」が習慣として取り入れられたりするものかな、と思ってたいたけど、実際にやってみると実に 人の生きていく智慧が体感できる いけてる☆感 をひしひし感じましてヨガやばい〜と思った次第です。
ヨガマスターありがとう!
つづく
宿泊したカルナカララはこららから▼
カルナカララ アーユルヴェーダ スパ & リゾート(Karunakarala Ayurveda Spa & Resort)
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