ここ数年、けっこうはやってるオーディション系のリアリティ番組が大好きなんですけど、今はもちろんのproduce101 japan S2に夢中です。
ちなみにオシは小林 大悟くんです。普段はアートディレクションの仕事をやっておりまして、芸能人の撮影のディレクションなど多くやっているので、シルエットというか形というか人のそういう感じ?(どういう感じだよ)が気になってしまうのですが、小林くんは二次元のシルエットかつ&歌ったり踊ったりしてる時の輝きがなんかすごいので、ぜひとも最後まで残ってほしい次第であります。
で、話はかわりますが、これ系の番組って、全部とはいわないけど、もっとがんばれよ!とか努力しろよ!という空気がすっごい時があるのですが、昔はそういうのがかっこいいと思っていた時期もあったんですけど、最近それ系の空気に違和感というか、おや?という自分の中でしっくりこない感を感じます。
努力とかしてる人をみるのは、応援したくなる気持ちも、もちろん少しあるのですけど、それと同時に本当にそれが最適なのかな?って思ってしまうのです。
うまく説明できるかよくわかりませんが、たとえば僕はDJをやろうと思ったのは、もうかれこれ25年くらい前なんですけど、努力って特にしてないんです。他人から見たらどのように見えるのかわからないのですけど、自分の感覚だと意識的に努力はしてないです。
かといって、全然努力してねーな!とかいわれると、そんなことないけど!と言いたくなる気分もあるんですけど(どっちだよ!)なんかちょっと違うんです。
音楽が好きで、お金をほとんどレコードにつぎ込んでいたので、たぶん家が建つくらいお金つかってるんですけど、それって僕的には努力じゃなくて、ただ、そうなってただけで特に理由はないんです。理由があるとしたら聞いたことないレコードを聞きたかったからです。当時は今のような配信の音楽システムはなく、聞きたい曲は買うしか方法がなく、好きだった音はCDになっているものが極端にすくないものだったので、そこそこのお金を出して買うしかなかったのです。(そう考えると今って最高🌟)その探すことすら最高に楽しかったので、永遠とレコードをディグリまくる、そのために地方とか海外とかにいってしまうのですが楽しいのでやっていました。
で、クラブも大好きだったので週2〜3くらいで10年くらいは通っていたんですけど、それも努力じゃなくて好きだから行ってただけなんです。だから詳しくなってしまって(しまって?)自分がDJやるときも特に誰に教わらずとも、やり方がわかりました。一番大事な何かは全部フロアで教わった気がします。具体的なやり方はクラブで遊んでて友達になった人にいろいろ教えてもらって、できるようになったんですけど、ぶっちゃけ一番最初にDJやったときはピッチもよくわかってないし、なんとなく繋げていただけでした。
でも、かけたい曲をたくさん持っていたので、そこから知り合いもたくさん広がったし、DJを頼まれることも増えていき、最初はソウルとかが好きだったのでレア・グルーヴといわれていたジャンルでDJを頼まれ当時はレア・グルーヴというジャンルが流行っていて定義がいまいちよくわからなかったのですが、個人的に集めていた(中古レコード屋で働いていたので、いろいろな音を聞ける環境にいたんです)「いい感じソウル」っていう自分で考えた★身も蓋もないない定義のジャンルとリンクすることが多かったので、(レアでもなんでもない曲もかけていたのですけど)レア・グルーヴ系のパーティにお呼ばれしておりました。90年代ののDJ BAR INKSTICKとかです。まだデビューする前のヌジャベスくんと一緒にパーティやったりしてました。
その後、ハウスが大好きになりどっぷりハマり、ハウスのDJを始めたりするんですけど、気がついたら自分のパーティを持ったり、CDもでてたし、アゲハのレジデントにもなったり、曲作ったり、海外や地方にも呼ばれてた時期もあったり。ハウスのルーツ、基本はソウルミュージックそしてゲイミュージックなんで僕と相性がよかったのかもしれません。
そして、そこに努力ってあったのかなと思うと、うーんという感じです。まぁ言葉の定義って難しいのでこの言い方が的確かわからないのですけど、もっとがんばれよ!とか努力しろよ!の空気とはちょっと違うんです。なんとなく思うのはそもそも、人にいわれてやるもんなんだろうか?って感じです。
何がいいたいかといいますと、他人が考える努力って本人にしてみれば、まぁ努力っていえばそうなのかもしれないけど、当人にしてみれば、ぶっちゃけ楽しいから続いてただけが大きいのではないかと思うのです。まぁ長く続けているとそこには困難を乗り越える時期もあったりするのですけど、周りはそこに努力を見出したりもするのかもですが、もともとの気持ちは頑張って成功するために、結果を出すためにやってた訳じゃなく。でも社会というか、他人はそれを求めるしそこには努力が必要だ!という、ほんとか嘘なんだかよくわからない怪しい価値観を投げかけてきます。努力の先に輝いた世界が!みたいなものもあると思うのですけど、自分にはなんかしっくりこないなと思っています。その社会の価値観を受け入れる入れないを決めていたのは自分なので、結局全部自分だったりするんですけど。
僕の場合、その後、突然DJをやりたくないという時期が訪れるんですけど、その時が訪れる数年は、努力というか頑張るというか、そういう気持ちがどんどん増えてしまって、なんか楽しくなくなってしまった時期でした。集客と知名度とかそういうのが気になりだし、そっちに意識が向いてしまい、しかも結果が出た時ですら楽しくなくて、自分が楽しくないのになんで俺は続けているのだろう?とふと我に返ったのです。
そこに気がつけば、もうやることは一つで、もうやらないです。違う選択肢もあったかもしれないですけど、僕にはそれしかないなと思いました。自分が楽しくないことをやりつづけるって、あれ?何やってんだろ?と思ったのです。
つづく
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