僕は独立してフリーランスで仕事をしています。もうすぐ20年くらいになるのですが、お仕事をするたびにいろいろ思うことがあります。もともと人付き合いがあまり得意ではないので(意外と思われる事がおおいのですが本当です)苦手な時間も減るし、自分のやったことがわかりやすく評価されるのが心地良いです。
会社だと会社の中で評価されるかもしれないけど、僕は会社と自分を同一視できるタイプではないので個人があってるなと思っています。どんなに偉い人でも組織の看板で生きている人は、名刺がなくなったらただの人に戻るのに、と思ってます。というか基本的に名刺がなくてもただの人だと思ってます。もちろん僕もです。
組織内で働く事も、個人で働くことも、どちらも経験したことあるので、会社のメリットってなんだろう?って考えます。会社のいいところはたぶんこれに尽きると思うのですが信用があるってことです。見ず知らずの他人(個人)に仕事を頼むより、会社だったほうが安心しませんか?しかもそれってよく理由はわからないけどほとんどの人がそう思う謎の価値観です。会社っていうのは長年積み上げられた信用がお金につながるんです。
信用ってめちゃくちゃ大事なんです。でもその信用が間違っていたらどうなるのか?
みんながニュースとかマスコミとかを見るのは、なんだかんだいって信用しているからです。そして内容に文句をいったりするのは、これも信用しているからなんです。政治も同じで文句をいうのは信用しているからなんです。最初から信用していなければ、どうでもいいんです。僕は基本どっちもあまり信用していないので、どうでもいいって気持ちが強いです。信用する、しない、っていうのはなんか嘘くさいなっていうのもありますけど、もっと簡単にいうと、なんかよくわかんないけど好きじゃないって感じです。好きじゃなければ、もう気にしなければいいだけなんでそんなもんです。物事はめちゃくちゃ単純にみるとおかしいな?ってことがたくさんあります。仲良くしたいなって思いながら拳を振り上げるんだ。どっちなんだろ?仲良くしたいなら握手じゃないかなって個人的には思いますけど人それぞれです。これも正しい間違ってるじゃなくて、みんなが好きな方法を選べばいいだけです。自分があってるからおまえもこうしろ!だと新しい壁ができて新たな争いが起こります。
話がすこしそれましたが、なにかを信用するとき、無条件に信じている事はこれからどんどん危うくなると思います。今までの信用が、今までの現実が、今までの信じていた世界が、どんどん危うくなるのがこれからの世界だと感じています。それはその人の根本になる基本を疑うって事にもなるので、なかなか難しかもしれないけど、今までの価値観、皆が思っている真実はどんどん覆る感じがひしひしします。
今、ブロックチェーン技術というものがあります。これは今までの取引の信頼性はすべてアナログが基本でした(わかりやすい具体例は判子です)。それをデジタルに移行する。承認するという仕組みをインターネット上などでのデジタルで代用するものです。仕組みはややこしくて全貌はよくわかりませんが、ネットワークでつながった利用者同士、暗号化した状態で何千、何万というコンピューターが重複や不正がないかを調べ、大多数が問題ないと合意すると、そのブロックが承認するという仕組みです。ようは今まで大事な事柄の承認などをネット上のシステムでやってくれるって話です。この流れでいくとスマホ選挙も現実化しそうです。人の作為がはいらない。信用がデジタルでできるっていうすごい仕組みです。
会社の信用をデジタルが補ってくれるのです。それが意味するのは、会社という実態の見えづらいものから、個人というはっきりわかる信用の基準に戻る。既得権益が通用しなくなり、余計なものが削ぎ落とされる人対人の時代。今までの何倍もチャンスの広がる、気持ちと行動が直結する誰でも活躍できる時代になるんじゃないかなって。少しの不安と共に、その何倍ものワクワクを感じます。
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