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人生 初インド一人旅 その8(沐浴(みてるだけ)とガンジスの日の出)

泊まっている部屋はバラナシ特有のあの狭い迷路のような小道に面しており、隙間だらけの木製の窓というか扉をあけるとそこはいきなり小道です。
大雑把な間隔の鉄格子のようなパイプで覆われていますが猿対策でしょうか?

日本の部屋とは違う完全なるスッカスカ、気密性ってなんですか?意味あるんですか?構造、蚊もぶんぶんです。ですので近所の生活音は筒抜け。朝はお祈りの歌で目を覚まします。宿泊部屋の扉をあけると1階のエントランスというか広間の所に何人かスタッフが寝ているので(伊藤くんと毛布くんだったのかな?暗くてわかんない)朝イチでコソドロのように出かけました。少し遅れてしまって待ち合わせ場所に向かうと途中で宿の近くまで歩いてきているSボーイと合流。こないと思ったのかな?そんなことないよ。
朝のバラナシはとてもキレイな空の色をしていました。空気も昼間より澄んでいるように感じます。この時期のインドは夜もですが朝も寒い!!昼間との寒暖差がけっこうあります。さむ〜〜、いんどさむ〜〜、などと言いながら今朝もダシャーシュワメード・ガートへ。

Sボーイ「寒い?チャイでものも」
「のむのむ」
この時、初めておごることができて少し安心しました。いろいろな思惑はあるとは思うけどちゃんと自分の意思で何かをしたかったのです。チャイは日本円で10円くらいだけどね。
チャイはどこでのんでも美味しい!チャイとラッシーは是非にです。ラッシーは飲むというか食べるって感じです。バラナシではどこでもあるのですぐに見つかります。
ガンジス川ほとりのチャイ売り場には朝から人がたむろしていて 俺がさむい〜さむい〜言ってたら(日本語)、そんな寒いか、がははは。はやく飲め。みたいな感じでみんな笑ってました。そんな寒くないよってことかな?ジェスチャーと日本語とヒンドゥー語のコミュニケーションなので実際は何言ってたかよくわかりません。6時前のガンジス川はまだ薄ら明るい感じで日の出間近と言う感じ。早朝すぎてボートの客引きもほぼいません。
Sボーイ「ボートのるよね。交渉してくるからちょっとまって」
「いくらかな」
Sボーイ「1時間、300ルピー」
「ふむ。ちょっと高いね。」
3mくらいの手漕ぎの木製ボートの運ちゃんと話をつけてくれて
Sボーイ「あそこのボート、俺はうろうろしてるから、いってらっしゃい。」
「ありがと。またあとでね」
なんでも交渉が身についてしまい、ボートもハウマッチから話ははじまります。
ボート運ちゃん「1アワー 300ルピー」
…(そりゃそうだよな。そういう事前交渉で俺がきてんだもんな)
サンタナバックパッカーチームから情報をゲットしているので実は相場はしってます。
300貸し切りは、ほぼ相場だけどほんのちょっとだけ高いです。一人で乗れるしいいかな?と思いつつも
「うーん、200!」
運ちゃんはやや考えている様子でちらっと斜め上を見上げました。ボートから15mくらい離れた階段のちょうど上あたり。Sボーイがいる場所です。
ボート運ちゃん「300」
「OK」

ガンジス川のボートでの日の出は、静寂と神秘的な光にあふれ思考が停止する感覚を味わいました。ボートに止まる小鳥、徐々に明るくなるやや薄紫に感じる曇り空、すれ違うボートと人々、日の出を背に飛び交う渡り鳥、自分にはわからないはずのガンガーの聖地でみる日の出の美しさ。
ボートが岸辺に寄り、運ちゃんがもう1時間いくか?と。まだ45分くらいでしたがとても満足していたのでちょうどいいな、と岸に戻りました。ちなみに運ちゃんはワンアワーと自分でいっておきながら時計ももってなく俺に時間おぼえといてね。みたいなどんぶり営業です。さすがインド。(しかも45分)
陸にあがるとSボーイが待っていてくれました。今日は何をするんだ?一緒に朝ごはんを食べて、お土産屋にいこう。シルクは興味ない?お母さんとかおばあちゃん喜ぶんじゃないか?
…(絶妙なセリフだ。さすがだ。)

今日はサールナート(仏教の四大聖地のひとつ)に行こうと思ってるというとリクシャーを手配してくると。サールナートもバラナシから約一時間ほどでついてからも観光の場所は結構、離れているのでリクシャーを半日貸し切りが一番いいという話でした。500ルピーで交渉してくれるということで良心的な値段です。そのまま頼もうかと思っていたのですが、ついてから歩いて移動したいなという気持ちとやや窮屈な空気も感じ自分で探すことにしました。サーナの後はどうするんだ?といろいろ提案してくれるのですがなんとなく断り。夜の予定もはっきりいえず、う〜ん、メイビーというとメイビーじゃこまる。と不機嫌な様子。そういう目的に素直な所プレッシャー感じつつも嫌いじゃないよ。
Sボーイと解散してバラナシの街を歩いていると自然にいろいろな事が頭をよぎります。

カースト制。ヒンドゥー教。日本の常識。インドの常識。道を塞ぐ牛、野良犬、迷路のように入り組んだ舗装されていない石畳、人がすれ違うことも困難な狭い道、そこらじゅうにおちている牛の糞、人の尿、ゴミという概念すらないのか?と疑う程、散々しているゴミ、何処かから聞こえてくる太鼓の音、ちょっと演歌のようなヒンドゥー教の祈りの歌(すき)、子供を抱きながらミルク、マネーと手を差し出す女性、沐浴する人々、永遠につづくビジターへの挨拶ハローコニチワ。すべてが頭の中を駆け巡り完全にバラナシパニック。とはいえ、そんなに嫌な気分ではなかっけど、なんとなく思う「へぇ〜そうなんだ。」っていう感じ。嫌だとか汚いとかじゃなくて へ「へぇ〜そうなんだ。」と。インド観光レベルがまた一つアップなのか。そんな気分のままサールナートへ。



舟上からみるガンジス川の朝焼けは、ほんとうに美しかったです。

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