みなさんはどのように自分というものを感じていますか?どこまでが自分か なんともざっくり曖昧な問いですがなかなか答えのでてこない個人的には好きな問いです。
ジル・ボルト・テイラーさんという脳科学者がおります。脳科学の第一線で活躍していた科学者のJill Bolte Taylor博士は、ある朝自分が脳卒中におそわれその時の体験を綴った本があります。 朝おきたとき体に異変を感じ、その時の症状から脳科学であるテイラーさんは脳卒中かもしれないと考えます。その状況が自身が脳科学の研究者であるためにかっこうの実験だと考えたテイラーさんはその時の記憶、体験をつぶさに観察します。(すごい!!)症状が進行するにつれ体の自由が効かなくなり、それとともに意識の面でも変化がおとずれます。
皮膚をさかいに世界と自分がいるとおもっていた感覚が皮膚という自分の外側が溶けて世界と一緒になっていくという感覚を味わいます。自分の身体の境界を認識できなくなったのです。最後にはすべてが一緒になって世界と一体化します。
脳の一部が損傷したことにより自分がなくなって世界と一体化したんです。自分というものを決めているのは脳のある箇所にその役割がありそこが機能しなくなると自分という世界との境界線がなくなり世界と一体となったというお話です。
これは実際に体験していないぼくには、人間っておもしろい!って感じなんですけど、よく考え今までの人生をひっくるめると『あ、なんとなくわかる それ』という感じなんです。にたような体験あるなって。とっても面白い本なので興味のある人はぜひ読んでみてください。人生にあたらしい視点が加わると思います。
人生って面白いなって思う一つは今まで自分が正しいと思っていたことが覆される時です。それがとんでもない内容だとその驚きと興奮も桁違いです。TEDでもスピーチしているものがあるのでこちらもご覧ください。
お元気そうでなによりです!
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