この間、電車にのっていたらキングダムハーツ3の広告をみました。キングダムハーツはディズニーとスクウェア・エニックス(ゲーム会社)がコラボした人気のシリーズ化されているゲームソフトです。僕は1の途中で脱落したのでちゃんとやってないんですけどこのゲームいろんな機種でかなりの数でてるんです。すんごい数でてます。広告をみたとき素直に思ったのは『またでるのかよ!』『ていうか何回クリアすんだよ!』『冒険いい加減に!』『ここまできたらクリアするのが目的じゃない!』『死ぬまでやってろ!(言いすぎましたすみません)』です。だってどんどんでるんです。クリアしたってまた次がでるんです。(もちろんいいんですけど)
そもそもゲームが好きなひとはなんでやるのでしょう?(僕もですけど)まず電源をいれてスタートします。最初のほうはまずワクつきながらその世界観にひたり、だんだんゲームの主人公となりその世界での目的を徐々に理解していきます。おおまかなゴールがだいたい把握できたあたりで細かいミッションが積み重なります。あそこにいくには、あそこのあれをとって、あそこにおいて、あの扉をあけて、などです。
▲何かしら問題発生 → ◎問題解決 です。
そしてそれがエンドレスで大なり小なり何回も続いて最終的に物語りのエンディングにたどり着き念願のクリア!そして気がつくとまた次のゲームが発売されて永遠リピート。キングダムハーツとかはわかりやすくまた次のキングダムハーツ!
これって人生も同じでは…?と思いませんか。
次はこれを時間の経過で考えます。(時間という表現が正しいかわからないが)
▲何かしら問題発生 → ◎問題解決
▲が起点 ◎がゴール ですね。
みなさんはどこが一番重要だと思いますか?
◎が大事な気がしますよね。◎にくるといい気分になるし、やったぞ!という達成感も味あえますもんね。学校でも、親からも、先生からも、社会全体からもそのように習います。そして結果を出した人は褒められます。一番わかりやすいのがオリンピックで金メダルとかです。
結果をださないと意味がない
目標をもて
ゴールを目指せ
会社とかだと成果主義
などです。ここらへんは自分の視点というよりも社会、もしくは第三者からの視点が大きいような気がします。
次に自分の気持ちの視点で考えます
▲何かしら問題発生 → ◎問題解決
▲のとき なにかしらの不足感。あぁなんとかしなければ。どうしよう。などなど。→嫌な気分。
◎のとき 達成感。満足感。→いい気分
いい気分になるのはだいたい◎の時点です。◎は願望ともいえます。
ですので▲から◎いくまでの『→』 は不満の状態な事がおおいかと思います。問題解決までがけっこう時間のかかることだとすると◎のいい気分ってほんとに少しです。たとえば痩せたいなと思った人がダイエットを始めます。一年たって希望の体重になりました。ダイエット開始から目標達成の時間経過でいい気分になれるのは目標達成の時です。そしてダイエットが成功したあとには新たな目標がでてきたりします。すごく欲しいものとかでも一緒です。あの車がほしい。気がつくと次の車がほしい。です。その達成した状況に満足して一生いい気分とはならないのです。時間経過の視点でみると、なんと!ただの通過地点です。
人生はこれの繰り返しです。死ぬまでこれな予感です。◎に到達して満足すると新たに不満がでてきて、また ▲何かしら問題発生 → ◎問題解決 を繰り返すのです。10年前に考えていた希望や願望ってそこそこ叶えられてませんか?そしてその願望がかなった今ってその状況に満足していますか?そんな今でもみな新しい目標や願望があるのではないかと思います。それは素晴らしい事だしそうじゃないと生きている実感がないかと思います。でも目標や願望を叶えるだけが目的だといい気分でいるのって人生でけっこう少ない時間になるんです。僕はこれに気がついた時けっこう愕然としたんです。え?目標が達成できたとき嬉しいのはいいけどそれまでの時間あんまり嬉しくないのってどうなの?やばくないそれ?って。この時抱えていた案件がけっこう大変で自分のスキルよりややハードルが高く仕事をしていても全然楽しくなかったんです。ただちゃんとカタチにしなければという目標だけで動いていました。他にも何かの願望があってすごく悩んでしまっていた時期なんてまさにこれの繰り返しです。それからどうすればいつも楽しくいられるんだろう?とよく考えてました。
▲何かしら問題発生 → ◎問題解決
社会では◎の問題解決が一番大事と教わります。でも僕は一番大事なのは『◎』ではなくて『→』だと思うのです。『→』は途中経過。時間でいうと人生のほとんどの時間です。『→』をどうすれば楽しく生きられるかがとても大事だと思うのです。それは人それぞれだし、これだという答えはないような気もしますが僕なりに、そんなには上手に生きている訳ではないなりに、最近少しだけわかってきました。
まずとりあえず誰でもできるわかりやすい方法は今やるべき事に集中する。先のことはあんまり考えない。昔の事もあまり考えない。です。
もう一つ大事なのは『あぁ今日はいい天気だ 最高だ!』とか『ご飯っておいしいな』とか『今年も桜が綺麗だな』とかの『あたりまえをあたりまえと思わないが』よいと思います。▲何かしら問題発生 → ◎問題解決 の問題発生がとってもヘヴィーな事だとそんな事もいってられない!ってなると思います。よくわかります。だけどそんな時にこそ今、目の前に見える『あぁ今日はいい天気だ 最高だ!』とかが大事だったりするんです。ほんとです。
自分の意思でどうこうできることじゃない最高を探すのは世界の本当に近づく感じで心地よいんです。気持ちに余裕ができます。視野が広がる感じです。そしてその最高に気がつくことができるのは、あなたが最高だからです。あなたが最低だと最低なことばかり気がついてしまうのです。▲何かしら問題発生 → ◎問題解決の間にあるとても良いアイデアやいい気分に気が付かなくなってしまうんです。いい気分に気がつくのは本当に大事なんです。たとえばです。
最高に気がつく時verの自分
『この仕事は大変だ。問題がたくさんあるけど乗り越えた時の喜びはしってる。そして僕を頼ってくれている事を忘れないようにしよう。』とか『そんなこと自分にできるだろうか!?でもこれができるようになったらすごく楽しいかもしれない。これからその依頼がきても対応できるなんてすごいいいじゃん!』とか。もしこの時点で最低に気がつくverに移行してしまったら。あぁ、でもあれも問題だな。これも大問題だ。あ〜〜いろいろ考えてたらやっぱうまくいくわけない気がしてきた。。とあまりよくない方向に気持ちが動きます。
最低に気がつく時verの自分
『この仕事は大変だ。問題がたくさんあるけど本当に最後までできるんだろうか。あぁほんとやだ。もう時間ないしそれっぽくカタチにすれしかないよ』とか『そんなこと自分にできるだろうか!?できるわけないよ。俺の仕事じゃないじゃん。これはやらないでごまかそう』とか。もしこの時点で最高に気がつくverに移行できたら、自分にはできないよ。あ!そうだあの人に手伝ってもらう!とかいいアイデアがどんどんでてきます。
最高に気がつくverだと今の気分も大事にできるし、結果的に◎の時点にたどり着くのもはやい気がします。いわずもがな、最低に気がつくverだとずっと嫌な気分だし◎の時の達成感もいまいちです。そしてなんと恐ろしいことに同じような問題が繰り返されるのです。これは大事なポイントです。これは人生のルールです。まじです。そして → を問題と捉えない。ここがあるから人生は楽しい。と思えたら最強だと思います。なかなか難しいけどそれを思い出すととても楽しく世界が明るくなります。時間軸でいうと → が常に今です。◎は未来なので本当は経験できません。◎がきた時はその時が今です。
あ!キングダムハーツをディスってるぽくなっちゃいましたが、オープニングからさすがディズニーとのコラボだ面白い!と思いつつその時タイミングじゃなかったのか時間がなくてリタイヤしたもので3が出た今またやってみたいな〜などと思っている次第です。といいつつ今はシェンムーに夢中です。
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