雷轟く平日の昼下がり、くるりの「ばらの花」を聞いていたら無性に泣けてきてしまった。
気分が泣けてきたとかではなくて、ほんとに涙が止めどなく溢れてしまい「え?どうして?なんで?」とも思うけど、音楽でこういう事はほんとによくあるので意識できる感情というよりも、もっと奥の下のほうにダイレクトに届くものというのは本当にすごいと思う。視覚でも聴覚でもなんでも。
ばらポケートしているところにチャイムが聞こえ、この曜日にこの時間はパルシステムの宅配だ。とすぐに察知したが、ここまで泣いた顔ででるのもけっこう躊躇する。居留守しようかと思ったけど、パルシステムさんにもばらの花が聞こえているはずなのであった。けっこうウサギレベルの目をとりあえず眼鏡をかけてごまかし、宅配をうけとり速攻扉をしめ、食材をうけとっている時に一気に現実に戻された気がしてばらの花気分は一気に日常モード。ふと我に返り、あ〜俺の気持ちなんて結局誰とも共有できないし、ていうか自分でも言葉になんかできないし、ほぼ幻想と現実の狭間でにっちもさっちもいかなくなりながら日常は進み、でも何かを共有できたと思うきらめきな瞬間もホントにたまに信じたりして時は進む。安心なぼくらは旅にでようぜ 思い切り泣いたりわらったりしようぜ なんだ。あ〜あんなにすごかった雨もやんで蝉が泣き始めています。
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