またまたゲームのお話です。PS4を買った頃お目玉ゲームがありすぎて同時進行で２本くらいプレイしておりました。ラストオブアス、サイコブレイク。どっちも最高に面白いです。ゲームを全然やらない人に簡単に説明すると、今のゲームって映画のような物語で、一言でいうと自分が物語の中にはいって、その世界というか人生を体験する感じです。
ラストオブアスにドンハマりでやっている時は僕の気持ちも完全に主人公ジョエルです。（あんまりすきなキャラではなかったのですけど）すっごく簡単にストーリーを説明すると、人類が感染症に侵された世界で生き残った人達がワクチンの可能性を信じて生きていくサバイバルゲーム。全体の雰囲気はシリアスなヒューマンドラマ。毎日やっていたのでもうワクチンどうしよう、あぁこのままだと死んでしまう。ああどうしよう。ああこの子をどうやって助けよう。(一緒に行動するワクチンの鍵になる子供がいる）などと考えているうちに、ぼくの中にジョエルが生まれます。あぁこのゲームもけっこう長くやることになりそうだ。いつになったらサイコブレイクできるんだろう。もう我慢できないやってしまえ。
せっかちなわたくしはある程度ストーリーが進んで区切りのいいところで、サイコブレイクにも手を出します。サイコブレイクのおおまかなストーリーは刑事セバスチャンが精神病院での殺人現場に駆け寄ると、そこを取っ掛かりとして異次元に迷い込み現実と幻想の世界でなにかに翻弄されながら、真実を探すというかんじでしょうか。これまた最高に面白いです。１も２も最高ですが個人的には１が好きです。
ある程度ラストオブアスをプレイして完全にジョエルだった僕は翌日からサイコブレイクに手を出します。気持ちはジョエルなのでなかなか入り込めませんが一週間もプレイするとサイコブレイクワールドにどっぷりはまり気分はもうセバスチャンです。そしてまた区切りのいいところに進んだあたりでまたラストオブアスやろうかな？と気になりだします。そしてこれを数回繰り返すと『違和感』どんどん膨らんでいき記憶のリレーが途切れます。
PS4を起動してサイコブレイクに戻る時は あぁこんな世界もあったな という感じです。実感の薄いこの気持。といいつつまた一週間ほどプレイするともう完全に気分はサイコブレイクかつセバスチャン。あぁけっこうすすんだぞ。ラストオブアスもまたやろうかな。ってな具合でPS4を起動してラストオブアスに戻るとまたこんな気持ちになります。あれ？精神病院でなにかを探してたんじゃなかったっけ？ ジョエルってだれ？ あぁこんな世界もあったな。と。
みなさん旅行とかにいって朝起きた時、あれ？ここどこ？家じゃないし 今日なにやるんだっけ？とか あぁ。おれいま旅行してたんだ。という感覚ないですか？あれの意識のはっきりしているverという感じです。僕は死について子供の時からよく考えていて、死とはなんぞ？と思っていました。ふとある時あれ？ 寝ている時って死んでるようなもの？と思い始めた時があります。寝ている時って意識ないし、もしかして毎日死んでるんじゃない？と思ったのです。寝ていても身体は動いているしそんなのはおかしい という意見もわかりますが僕は直感でそう思ったのです。
そもそも自分が自分だとおもっているものってなんでしょう。確固たる自分があると思って生きていますがぶっちゃけあやしいです。僕は自分だと思っているものは記憶の連続性なのではと思います。だってジョエルだった僕は、ほんの数日でセバスチャンになり、ほんの数日でまたジョエルになるんです。普段verの自分から旅行verの自分になるとき記憶がうまくつながってないと家にいる自分がひょいと顔をだすのです。
そして寝ている時には死んでいる。毎日死んでいる。あぁもしかしたら人生ってこういう仕組みなんでは？と思ったのです。
どっから来たのかはわからない
↓
誕生
↓
体験 そして記憶
（しかも記憶はすべて保存されない 自分にとっていい意味でも悪い意味でも大切だとおもった出来事が記憶で積み重なり自分になります）
↓
死
↓
どこにいくかはわからない
多分エンドレスリピート
ここらへんはまだ確信がないのですが、いまんとここんなかんじなような気がしています。もすこし補足すると記憶の積み重ねが時間と言われるものだと思います。そして時間は脳内に存在していて四次元の扱い。身体は三次元なので時間を探すのが難しいです。
この記事へのコメントはありません。